ここ数日更新が滞ってしまったのには訳がある。
頼みの綱だったデータ救出専門業者から『うちには無理っす』という無慈悲な連絡があった事にショックを受けていたからだ。

ダイエットの為に止めていた酒と泪と男と女も全て再開。
居酒屋で野球ネタでからかってきた隣のオッさんを殴る寸前までいったが、物干し台に二匹目のドジョウ、いや2枚目のハンカチはない・・・とグッと堪えた。

表向き『床暖房無理か〜』とフザけて見せたものの心の中は決して穏やかでは無かったのだ。
当然だろう。つい数日前メンバー二人にデータが無事だったと見込みで嘘をついた上に、ファンの皆さんからも聴きたい曲のアンケートを取ったばかりだったのだから。
このままでは当日の演奏曲ばかりでなくバンドのコンディションにも影響を与えかねない事態だ。

 

サトシよ早まったな。もっと慎重に事を進めるべきだったのでは?
読者の皆はそう思うだろう。

 

だが俺の意見はこうだ。
陸上や水泳などコンマ何秒が勝負となる競技ではスターターがピストルを打つ間合い、タイミング、などを事前のレースで確認し身体に染み込ませる。
そして実際に自分の番になったらその感覚を頼りに見切スタートするのだ。
上手くいけば表彰台が近づくし、ダメならフライングでもう一回。
テニスだって一回目のサーブは全力で枠ギリギリを狙う!これと同じだろう?
つまり見切発車は必要悪、あのスターターと俺は近親憎悪の関係なのだよ (もういいから早く話し戻ってくれよ)

ケッ!どいつもこいつも教科書通りの野郎だぜ。脱線こそ至高よ。
とか言いつつ俺の熱意と情にほだされて、そういう皆さんもこの脱線に気づいて無かったんじゃないのかな? フフフ

 

『嘘を付いてしまった事を詫びるのは簡単だ。だが今それをやってしまったら試合終了なんだよ!』
俺は俺の頭の中の右側に出てきた天使役の男にそう叫んだ。

そうだ!そうだ!もっと嘘つけ!と左側の悪魔役の男がニヤリと笑ったのが見えた。
そうだ。まだやれる事はあるはずだ!
まだつける嘘が!(嘘はつくなよ)

 

そんな時に俺は思い出した。
知り合いの刑事が言っていた
「捜査に行き詰まってしまったら
事件現場に戻れ!」と言う言葉を。

現場に戻る?
俺の場合は何だ?
どこに戻るんだ?
ムショか?

 

そうか!!
分かった!!!

富士通だ!!
バザールでござーるだ!
(それはNEC)

続く

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